病院での地震対策

災害などが起こったときに、前線基地になるのが病院です。
重症の患者から軽症の者まで、次々に運び込まれていきます。
近年では、そのような救急医療のなかで優先順位をつけたりするような訓練も活発に行われてはいます。
しかし、病院自体の地震対策はどうなっているのでしょうか。防災グッズなどの備え付けはあるのでしょうか。
病院という基盤が破壊されてしまうと、その地域の負傷者たちの命取りになりますし、精神的にも大打撃を与えることにもつながります。
そこで、病院の地震対策について考えてみましょう。

阪神淡路大震災や、その後の新潟県中越沖地震などから病院の地震対策の進められてはいるようです。
実際に機器類などを、防災グッズなどで固定する動きは大部分の病院で見られますし、医薬品や食料の定期的なチェックも行われているという統計が出ています。
また、スタッフが大勢いる病院では当たり前ですが、災害時の人員の確保などもマニュアルを作成してできあがってはいます。

しかし、意外なのが災害時のライフラインの断絶を想定した対策が少ないことでした。
外国の映画などでは当たり前ですが、病院にポータブルの発電機があまり整備されていないことには驚きました。
ライフラインが断たれることは、一番に想定できることです。
ここを断たれると機器類にも影響があるわけですから、電気の確保は重要ではないでしょうか。

また連携をとる、ということも想定されていないように思われる結果だったので、自治体などとの協力体制などを整えて欲しいと思いました。

静岡県の地震対策

地域での地震対策を知ることの必要性を前に述べましたが、今回は日本で一番地震対策をとっていると思われる2つの自治体をあげたいと思います。
まず第一には静岡県です。

静岡県では1970年代に大規模な東海地震がいつ襲ってもおかしくないということが発表され、それから地震対策が随分と進められてきました。
この発表は決していいかげんなものではなく、実際に静岡も含む東海地方は1日1日と地震に向かってカウントダウンしている、と言っても過言ではないことが研究によって明らかになってきています。
そのため静岡県では、全国に先駆けて地震に対する施策を実施してきました。
この東海地震は、前にも述べましたが被害が大きくなりがちな「海溝型」、いわゆるプレートのもぐりこみにより起こります。
前回の地震よりおよそ150年が経過していて、ゆっくりとエネルギーを貯めていると考えられているのです。
・・・人間から考えると、負のエネルギーですね。

被害の想定も早い段階からできており、研究を重ねた結果第3次の想定まで進んでいます。
これによると、条件にもよりますが、死者は最大で5000人を超えるという想定がでています。
ライフラインの断裂の想定や、推定震度、液状化の予想まで出ています。また当然海がありますから津波も想定したものになっています。

静岡県はこれらの被害を食い止めるために、およそ30年ほどかけて様々は整備を行ってきました。
緊急の輸送路の整備、そしていま他県でも叫ばれている教育施設などの耐震化。山崩れなどの防止柵の設置・・・・。

人々の地震に対する意識も私たちとは比べ物にならないくらい高いものになっています。
小さいときから防災グッズであるずきんを使った避難訓練が行われたりしていますしね。

もちろんだからと言って全てが万全で安心、というわけではありません。
しかし防災グッズなどを備えているのと全く無防備なのでは被害も違ったものになると思われます。静岡県では、すでに地震を受け入れている、ということもいえるのかもしれませんね。

東京都の地震対策

東京は言うまでもなく、日本の首都です。ここに日本の全てが集約されていると言っても過言ではないですよね。
一時、このことに危機意識を覚えた研究者や議員たちから「首都移転計画」というものが発表されたことがありました。
新聞などの紙面をにぎわせましたよね。あの計画はどうなってしまったんでしょうか・・・。
それはさておいて、確かに一極に集中しているとそこが危機的な状況に追い込まれると日本の機能そのものが麻痺してしまいます。
東京都はその特殊性もあって、地震対策は他の都道府県とは違う対策が必要になっていると思われます。

東京都の地震対策は、やはりお金がかかっていますね(笑)。
被害予想にしても、調査にしても大規模に行っています。財政的にもそれはもちろんトップですからね。
テロに対する保護の施策まであるのですよ!さすが、首都。

話がどんどんそれてしまいそうなので、元に戻しましょうか。
東京都の地域防災計画は、その災害の種類によってわけられています。それも項目を見るとわかりますが、相当細かいです。
静岡と同じように、東京も地震の可能性が高いですから、その力のいれようもわかります。
地震に強い都市づくりはもちろんですが、地域力をのぞむものになっています。
予防に関しては、個人のことも言われていますし、防災グッズなどを個人が用意している率も高いのではないでしょうか。
ボランティアやそのようなことにかんするものも記載されています。
災害予防から、応急・復旧、さらには復興にかんするものまで計画されていることがわかります。
また首都という特殊性からか、外国人にたいする対策までも計画されていますね。

確かに東京の都市機能が失われると、日本全体が危うくなってしまいます。
復興に力を入れる、ということはその点から考えるとわかりますね。

東京に旅行に行くときには、防災グッズを忘れずに!・・・冗談です(笑)。
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